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日本仏教保育協会90周年

日本仏教保育協会創立90周年記念式典
日時:2019年11月18日(月)
   午後5時~
会場:東京プリンスホテル(予定)
詳細は随時お知らせいたします。

◆日仏保の90年◆※機関紙より
〈日仏保の設立〉
 昭和4年、昭和天皇即位の御大典の記念事業として仏教系の幼稚園・保育所が一体となった組織として、宗派を問わず多くの仏教者により設立されました。
 この年の10月24日、ニューヨークの株式市場は大暴落し、世界大恐慌となります。この影響で基幹産業の生糸をアメリカに輸出していた日本は、株の暴落や企業の倒産が相次ぎ、大量の失業者が出ました。
 そのような世相の中、協会設立当時、協会の副会長でもあった冨田斅純先生は、宝仙寺住職として物心両面から非常な援助を与えられたこと、また椎尾弁匡先生、山内勇仙先生、内山憲尚先生、青柳美智代先生等がご精進されたこと等が日仏保の資料に残されています。
 昭和10年には、東京で初めての仏教系保育者養成校として『仏教保育協会保姆養成所』が宝仙学園内に設置されました。
 しかしこの年、陸軍内部で統制派と皇道派の対立が激化し、翌年の二・二六事件へと発展して行きます。時代は徐々に軍事色が強まっていました。
〈戦時中の保育〉
 昭和15年、国民学校令が発布されると、それに伴い、保育施設も『国民幼稚園』として新しく登場します。
 保育内容として規定されたものは、体育訓練と日常生活習慣の養成で、国家行事を保育の中に取り入れ、国民意識を育てることでした。国は幼児にも体力や精神の強化を要望し、“ツヨイ子”を育てることを求めていました。
〈終戦から戦後の保育〉
 昭和22年、学校教育法によって幼稚園は制度化され、学校としての機能重視の方向に向かうことになります。
 保育所も昭和22年に制定された児童福祉法により、これまでの社会援護課から児童局に所轄が移動しました。
 社団法人日本仏教保育協会初代理事長である古屋道雄先生の保育園のあゆみを見ますと、昭和23年、同先生がシベリアから復員された時は、境内は荒れ、街にはホームレスの子どもたちや戦争孤児があふれていたそうです。それらの子どもたちを預かって、昭和25年に保育園を開園されたと書かれています。
 全国各地の多くの園の歴史にも、このようなあゆみが残っていると思われます。その貴重な歴史のある一つ一つの園がまとまったのが日仏保です。日仏保には園の数だけ歴史があるともいえます。
〈日仏保の活動〉
 昭和25年には山梨県の身延山久遠寺で第1回全国仏教保育大会が開かれ、今年は愛知県で第35回の全国仏教保育大会を開催することができました。
 また、その活動は、仏教保育推進のための調査・研究、現場教育、指導者養成、機関紙・研究誌・絵本等の編集刊行、内外保育機関との連絡提携、保育制度対策の活動、国際交流等と多岐にわたっております。